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ひび割れ補修工法【被覆、注入、充填】

○目的
 コンクリートのひび割れを充填し、水密性の回復、ひび割れ幅の拡大防止を目的とする。

○概要
 ひび割れの幅や補修の目的によって下記の工法を使い分ける。

 

○ひび割れ被覆工法(0.2mm以下のひび割れ)
 幅0.2mm以下の微細なひび割れの表面に、ポリマーセメントや表面被覆材を塗布する工法である。シール工法とも言う。ひび割れの表面を蓋するようなイメージである。

 

○ひび割れ注入工法(0.2~1.0mmのひび割れ)
 構造物の防水性や耐久性を向上させることを目的として、ひび割れに補修材を注入する工法である。注入材の種類はエポキシ樹脂、アクリル樹脂、ポリマーセメントなどがある。

 

○ひび割れ充填工法(1.0mm以上のひび割れ)
 充填工法は比較的大きなひび割れに対して用いる工法である。ひび割れに沿ってコンクリートをカットし、カットした部分に補修剤を充填する。充填剤はウレタン樹脂やシリコン樹脂、エポキシ樹脂やポリマーセメントなどを使用する。

 

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