○目的
この工法は一般的に海中の部材の透水係数の低下を目的として行う。
○概要
海中の部材表面に陽極を設置し、約6ヶ月通電させる。通電することにより、海水中のCa²⁺やMg²⁺イオン等をひび割れ内部やコンクリート表面に電着物として析出させる。析出した電着物がひび割れを閉塞し、構造物表層部を緻密化して透水係数が低下する。
○長所
・海水を電解質溶液として使用するため、海中の構造物に適用できる
○短所
・試験的には使用されているが、実用化されたものはまだない