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EPMAによる調査【マッピング分析】

○EPMAによる調査とは
 電子顕微鏡の一種である電子線マイクロアナライザ(Electron Probe Micro Analyer)を用いてコンクリート表面の調査を行う方法である。EPMAの最大の特徴は「面」の分析を行うことができる点である。また、一般的な電子顕微鏡と同様の使い方も可能である。

○調査対象
 「面」を観察する「マッピング分析」で力を発揮する。コンクリートの塩素の分布を観察し塩害の進行深さを観察したり、炭素の分布を観察して中性化深さを判断することができる。分析可能面積は100mm×100mm程度である。マッピング分析を行う際は、分析前に試料の表面を研磨・洗浄する必要がある。その際、コンクリートに付着した調査対象物(塩素等)を洗い流さないように注意する。

 

○ちなみに
Electron:電子
Probe:調査する、探り針
Micro:100万分の1
Analyer:分析器
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