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すりへり減量【ドラムでゴロゴロ】

○すりへり減量とは
 骨材の耐摩耗性を評価する数値である。すりへり減量が少ないほど頑丈な骨材である。舗装コンクリートで特に重要となる。

 

○ロサンゼルス試験機によるすりへり試験
 ロサンゼルス試験機によるすりへり試験とは、ロサンゼルス試験機と呼ばれるドラムの中に骨材と鋼球を一緒に入れて回転させ、ドラム内の骨材と鋼球が衝突して骨材がすりへる量を測定して骨材の強度を推定する試験である。任意の粒度の骨材を試験し、試験後に再度ふるいにかけ、試験により小さく破砕された分骨材の質量が軽くなり、その分すりへったと評価する。

 

○すりへり減量の定義
すりへり減量[%] = 試験後に減った質量[g] ÷ 試験前の質量[g]

 

○すりへり減量の規定
砂利、砂:35%以下
砕石:40%以下
再生骨材H:35%以下
ダムコンクリート:40%以下
舗装コンクリート用:35%以下
積雪寒冷地の舗装コンクリート用:25%以下

 

○すり減り減量の影響
 骨材は体積基準でコンクリートの7割を占めている。そして、骨材の強度を表す数値がすりへり減量である。すり減り減量はコンクリートの耐久性において重要な数値であり、すりへり減量が小さいほどコンクリートの耐摩耗性が大きくなり圧縮強度も大きくなる。
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