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流動化剤【後添加して流動化】

○流動化剤とは
 流動化剤とは、あらかじめ練り混ぜられたコンクリートにあとから添加してスランプを向上させる添加剤である。高性能減水剤を主成分としており、セメントの分散効果によりコンクリートが流動化する。流動化剤を添加したコンクリートを流動化コンクリートという。
 2006年にJIS A 6204に加えられた。流動化剤の定義は「あらかじめ練り混ぜられたコンクリートに添加し、これを攪拌することによってその流動性を増大させることを主たる目的とする化学混和剤」である。

○流動化剤の試験

 スランプ8㎝のベースコンクリートにスランプ18㎝になるように流動化剤を添加し、ベースコンクリートと流動化コンクリートの各種性能を比較・評価する。

○流動化剤の種類

 標準型と遅延型がある。標準型は一般のコンクリート工事に用いる。遅延型は暑中コンクリートなどでコンクリートの凝結を遅らせたり、流動化後のスランプの低科料を小さくするために用いる。

○流動化剤の使用方法
 コンクリート打設前に生コン車に流動化剤を投入し、約2分間高速攪拌すると流動化コンクリートが完成する。投入量は事前試験を行って求めるか、メーカーの算定式を利用して計算する。
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