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収縮低減剤【表面張力を小さくする】

○収縮低減剤とは
 収縮低減剤とは、コンクリートの乾燥に伴う収縮を防止して、ひび割れの発生を抑制する混和剤である。

○メカニズム
 セメント硬化体中には毛細管空隙が無数にあり、コンクリートが乾燥するまではそれらの空隙の中は水で満たされている。乾燥に伴い毛細管空隙内の水が蒸発する際に、水の表面張力が空隙内の壁面を引張りコンクリートが収縮してひび割れが発生する。

 収縮低減剤を使用すると、水の表面張力が小さくなるため引張力の発生を防止し、乾燥収縮の発生を抑制することができる。

○収縮低減剤の特徴
・収縮低減剤は現時点ではJIS規格がない
・製品によって差があるため、事前に性能を確認するのが望ましい
・添加量の増大に応じて収縮低減効果がある
・製品によっては、空気連行性や消泡性がある
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