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安定性試験における損失質量分率【安定性、損失質量】

○安定性試験における損失質量分率とは
 安定性試験における損失質量分率とは骨材の耐久性を表す指標であり、特に耐凍害性において重要な数値である。「損失」する「質量」の「率」なので、低い方が望ましい。単に「安定性」や「損失質量」とも言う。

○硫酸ナトリウムによる骨材の安定性試験(JIS A 1122)
 硫酸ナトリウムの結晶圧によって骨材を破壊し、試験後に再度ふるいにかけふるいに残った重量を測定する。試験前の重量と試験後の重量を比較して百分率で数値化し、骨材の耐久性を評価する。

 

○損失質量の定義
 損失質量=試験後に「減少した」質量 ÷ 試験前の質量

 

○損失質量の規格
 砂利(砕石):12以下
 砂 (砕砂):10以下

 

○損失質量の影響
・損失質量が小さいほうが耐凍害性が高い
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