第1種消火設備とは
第1種消火設備とは、消火栓である。消火栓には、屋内消火栓と屋外消火栓がある。
「著しく消火が困難な製造所等」では、第1種〜第3種消火設備のうちいずれか1つを設置しなければならないと定められている。
消火栓とは
【消火栓】
消火用にもうけられた水道の給水栓
-日本国語大辞典-
【消火栓】
火災消火のために水道に設けた給水栓
-大辞林-
屋内消火栓とは
屋内消火栓とは、火災の初期に住民等が初期消火を行うための設備である。
廊下等に消火栓ボックスとして設置されており、ボックス内には開閉弁、ホース、筒先などが入っている。
消火栓には「1号消火栓」と「2号消火栓」がある。
「1号消火栓」は2人で操作する消火栓であり、消化能力が高い。有効防護範囲は25m以下である。
「2号消火栓」は1人でも操作が行える消火栓であるが、消化能力はやや劣る。有効防護範囲は15m以下である。
屋外消火栓とは
屋外消火栓とは、建物の周囲に設置され、建物の1階および2階で発生した火災の消火および放水により延焼を防止するために使用する設備である。
屋外消火栓は半径40mの円で建物各部を覆うことが出来るように配置する必要がある。また、ホース格納箱を歩行距離5m以内に設置するよう定められている。