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危険物の分類【第1類~第6類】

危険物の種類

危険物は性質によって第1類~第6類に分類されている。具体的には、「固体」もしくは「液体」という性状の分類に加え、「〇〇性」と表現される危険物の性質により分類される。

危険物は第1類から第4類まで種類があるが、約9割が第4類危険物である。

危険物の分類を以下に示す。なお「〇〇性物質」と表現されているものは、「固体」と「液体」が両方含まれる物質である。

第1類 ⇒ 酸化性固体

第2類 ⇒ 可燃性固体

第3類 ⇒ 自然発火性物質及び禁水性物質

第4類 ⇒ 引火性液体

第5類 ⇒ 自己反応性物質

第6類 ⇒ 酸化性液体

第1類危険物(酸化性固体)

酸化性固体とは、加熱等により酸素を放出し、他の可燃物を燃えやすくする性質をもつ物質である。他の物質を酸化する物質であり、自分自身は燃えない。可燃物を混合することで激しい燃焼・爆発を起こす危険性がある。

第2類危険物(可燃性固体)

可燃性固体とは、自分自身が燃える可燃性の物質である。酸化されやすい、還元性物質である。自分自身が燃えるため燃焼が早く、消化が困難な物質である。

第3類危険物(自然発火性、禁水性物質)

自然発火性物質とは、空気にされられると自然発火する物質である。禁水性物質とは、水と接触すると発火したり可燃性ガスを発生したりする物質である。第3類の危険物は自然発火性と禁水性の両方の危険性がある物質が多い。

第4類危険物(引火性液体)

引火性液体とは、可燃性蒸気を発生し、点火源を与えると引火または爆発する物質である。危険物全体の9割を占める。

第5類危険物(自己反応性物質)

自己反応性物質とは、分子構造中に酸素を含んだ危険物である。加熱等により分解されて酸素を放出し、自分自身が多量の熱を発したり燃焼したりする。

第6類危険物(酸化性液体)

酸化性液体とは、他の物質を酸化する液体である。第1類と同様、 加熱等により酸素を放出し、他の可燃物を燃えやすくする性質をもつ物質である。他の物質を酸化する物質であり、自分自身は燃えない。

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