第4種消火設備とは
第4種消火設備とは、大型消火器である。消火設備の名称が、「○○大型消火器」となっている場合は第4種消火設備である。大型消火器は、全て車輪がついた消火器である。
大型消火器とは
大型消火器とは、一般的な消火器よりも大きな消火器である。
消火剤の種類や適応火災の種類等は通常の消火器と同じである。
通常の消火器と比較した場合の大型消火器の特徴は以下の通りである。
- 車輪に固定積載されている
- 消火剤の量が多く、消火能力が高い
大型消火器は、容量や放射能力が小型消火器に比べて大きく、消化能力が高い消火設備である。しかし、消火能力が高い分、消火器本体の重量が重い。そのため、大型消火器には車輪が付いており、けん引できるようになっている。
ちなみに、一般的な大型消火器である蓄圧式粉末大型消火器50型の薬剤質量が20kgタイプで、総質量が37.7kgである。
大型消火器と小型消火器の違い
設置距離
第4種消火設備(大型消火器)は、「防護対象物までの歩行距離が30m以下」
第5種消火設備(小型消火器)は、「防護対象物までの歩行距離が20m以下」
大型消火器の容量
水消火器:80L以上
化学泡消火器:80L以上
強化液消火器:60L以上
機械泡消火器:20L以上
ハロゲン化物消火器:30kg以上
二酸化炭素消火器:50kg以上
粉末消火器20kg以上