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ニッケルの健康障害【硬貨に使用】

ニッケルとは

 ニッケルとは、原子番号28の金属元素である。元素記号は「Ni」である。

ニッケルの使用状況

主要埋蔵国

 オーストラリア(18%)、キューバ(15%)、カナダ(10%)、ニューカレドニア(10%)、インドネシア(9%)である。

ニッケルの用途

 日本のニッケル需要の90%はスレンレス鋼用である。その他の用途として、各種電子材料やニッケル-カドミウム電池、ニッケル-水素電池などがある。

 また、ニッケルは50円硬貨、100円硬貨、500円硬貨に含まれている。

ニッケルの規制

特定化学物質障害予防規則

 特定化学物質障害予防規則とは、化学物質による労働者のがん、皮膚炎、神経障害その他の健康障害を予防するために、作業方法・作業環境の整備、健康管理の徹底等について定めた法律である。

 ニッケル化合物が対象物質であり、第二類物質に定められている。

PRTR法(化学物質管理促進法)

 PRTR法とは、有害性のある対象化学物質を誰がどのくらいの量を環境中へ放出しているのかを把握するための法律である。各事業所等が対象化学物質の排出状況を管理・報告することで、化学物質の自主的な管理の改善を促進し、環境保全上の支障を未然に防止することを目的とした法律である。

 ニッケル、ニッケル化合物が対象化学物質に定められている。

 ちなみに、PRTRの意味は以下の通りである。

Pollutant:汚染物質

Release:放出する

Transfer:移動

Register:記録

大気汚染防止法

 大気汚染防止法とは、ばい煙排出者に対して排出基準に適合しないばい煙の排出を禁止し、国民の健康の保護と生活環境の保全を目的とした法律である。ばい煙とは、煙とすすのことである。

 ニッケル化合物が排出基準が指定されている。

ニッケルの健康障害

ニッケルの侵入ルート

 ニッケルは粉じんやヒュームが経気道的に体内に侵入する。

健康障害の症状

内部リンク

ニッケルとは【ニッケルカルボニル】

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