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なぜ、あなたの仕事は終わらないのか、スピードは最強の武器である【読書感想】

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読書媒体:Kindle Unlimited 読み放題
読書時間:2時間ほど
満足度 :80/100
○内容紹介
 この本は時間術の本である。「仕事で時間に追われて自分がやりたいことができない」そんな人のために仕事への取り組み方を紹介している。書いてある内容は小手先のテクニックではなく、仕事への向き合い方や考え方である。

 私が常日頃から思っていることが書いてあったり、さらに一歩進んだ考え方が書いてあったりと満足できる内容であった。今回学んだ時間術を活用して、時間を有効に使っていきたい。
 以下本書より抜粋と感想
○「すべての仕事は必ずやり直しになる。多少のバグは無視してプロトタイプを作る。どうせやり直しになるのだから細かいことはさておき、まずは全体像を描く。」
(本書より)
 全ての仕事に当てはまることである。最初から100点満点を取ることはできない。いち早く全体像を描き問題点を早期に発見し、修正することが大切である。
○「評価恐怖症自分の仕事が評価されるのが怖くて、できるだけ自分の中の100点に近づけようとする。」
(本書より)
 若いうちは特にやりがちである。何をやってもダメだしをされるため自信がなくなり、仕事の終わりが
「完成」ではなく「時間切れ」になる。時間ぎりぎりまで仕事をするのが偉いという風潮も相まって、時間切れ待ちをしていることもある。
○「花さえ用意できれば裏で昼寝してていい。あなたの仕事は花を注文することではなく、花を用意すること。いかなる理由があっても花を用意しなければならない。」
(本書より)
 その通りである。一人前と半人前の差はこれである。責任感の有無の見分け方と言ってもよい。トラブルが生じた時に「なぜ?」「誰が悪い?」を考えるのは勝手だが、「だから俺は悪くない」というのは間違っている。悪いかどうかもどうでもいい、自分の仕事を確実にやる。
○「困難は分割せよ。この問題とその問題は独立している。」
(本書より)
 困難に直面した時ほど冷静に問題を考え、問題点をシンプルな課題に落とし込むことが大切である。決して複雑にしてはいけない。ピンチの時ほどシンプルに。神の一手のような起死回生はいらない。
○「最初の2割の時間で8割の仕事を終える。」
(本書より)
 この本のタイトルである「最強の武器であるスピード」とはこのことである。最初は多少無理してでも仕事の全体像が見えるまで全力疾走をする。その後はゆっくり完成まで持って行く。
○「あなたの役割は規則を守ることでなく、仕事を終わらせること。」
(本書より)
 私にはない発想であり、確かにその通りだと納得した。当然規則は原則として守らなければならないが、あくまで私の仕事は自分の仕事を終わらせること。規則を守るために毎日会社に行っているわけではない。会社のルールを律儀に守って言われたことだけやるような人間にはなりたくない。自分でやりたいこと、やるべきことを考え行動できる人間になりたい。

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