ETA(Event Tree Analysis)とは【初期事象から災害へ展開】

ETA(Event Tree Analysis)とは

ETAとはEvent Tree Analysisの略であり、日本語に訳すると「事象の木分析」となる。ETAは初期事象(誤作動・誤操作・故障)などが、最終的にどのような結果に至るかを想定し、その結界に至るまでの問題点を分析する手法である。

すなわち、ETAは事故の発端となる初期事象が発生した場合に、その影響でどんな不具合が発展して発生する可能性があるかを樹木の枝割れ式に追求し、分析する手法である。

ETAの手順

ETAの手順は以下のとおりである。

  1. 事故の原因となる好ましくない初期事象を設定する
  2. 初期事象が発生した場合の安全装置・安全対策などの対応を記載する
  3. 対応が正常か適切かをYES・NO方式で分岐させる
  4. 最終的に発生する事象を記載する

ETAとFTAの違い

ETAは初期事象から分析を開始し、最終的にどのような結果(災害)が起こるかを分析する手法である。ETAはEvent Tree Analysisであり、あるEvent(出来事)がどのような結果を招く可能性があるかを分析するという考え方である。言い換えると、常日頃から起こりうるささやかな「出来事」に不運・不具合・ミスが重なった場合にどのような災害につながるかを考えるという思想である。

一方、FTAはETAと全く逆の手順となる。FTAは頂上現象(災害)を先に設定し、その頂上現象(災害)を招く原因となる事象を遡って解析する手法である。FTAはFault Tree Analysisであり、あるFault(不具合)が発生するためには、どのような原因が考えられるかを分析するという考え方である。すなわち、防ぐべき事象(災害)を先に設定し、その事象が起こる原因となる事象を考え評価するという思想である。