読書媒体:Kindle unlimited 読み放題
読書時間:4時間ほど
満足度 :80/100
○本書を読むきっかけ
1級土木の経験記述の講習会で文章を書く難しさを痛感し、わかりやすい文章を書きたいと思うようになった。今後論文試験等で文章を書く機会が増えるため文章力を上げたい。せっかくブログをやっているので、たくさんの人に読んでもらって満足してもらいたい。自分が書く文章が何故わかりにくいのかを知りたい。そう思い、本書を読むことにした。
○内容紹介
わかりやすい文章を書くためのテクニックを、具体例を交えて合計100個紹介している。
○学んだこと
・多義語を使わない
多義語とは「適当」のように「ふさわしい」という意味と「いいかげん」という2つの意味がある言葉のことである。多義語は使われ方でどちらの意味にもとれてしまうことがあるので、多義語は使わないようにする。
・文を短くする
文を短くするためには一文に盛り込む情報量を絞るようにする。また、余計な言葉を省くようにする。「ような」「基本的に」などは余計な言葉である。
・逆説の接続詞を多様しない
「しかし」や「だが」や「けれど」などは、先に述べた内容からは予想されないことを続ける場合に用いる。逆説の接続詞を多様するということは、読み手が予想しない内容を何度も書くということである。そのため、わかりにくい文章になってしまう。
・不要な接続詞は省く
「だから」「よって」「そこで」などの順接の接続詞と、「また」「さらに」「そのうえ」などの並列の接続詞は省いても問題ない。省いた方が文が短くなり読みやすい。
・脱線する場合は接続詞を用いる
「とろこで」「なお」「話題がそれるが」「余談だが」といった言葉を使い、話題がそれることを明示する。
・必要な情報を盛り込む
読み手が疑問に感じることを事前に考え、その解答を文章中に用意する。
・短く表現できるものは、短くする
慣用句を使う、箇条書きを使うなどの方法で文章を短くする。
「〜を行う」→「〜をする」
「〜が実施された」→「〜した」
・複数の言葉を1つにまとめる
「まず、最初に」→「まず」と「最初に」の意味が重なっている。
「各○○ごとに」→「各」と「ごとに」の意味が重なっている。
・主語と述語を近づける、修飾語と被修飾語を近づける
関係する言葉が離れていると、文章が分かりにくい。