○曲げ応力の検討
1.最大曲げモーメントの算出
最大曲げモーメントM = 荷重P × スパン長L ÷ 4
荷重P:10[kN]
スパン長L:10[m]
最大曲げモーメントM = 10 × 10 ÷ 4
=25[kN・m]
2.最大曲げ応力度の算出
最大曲げ応力度σ = 最大曲げモーメントM ÷ 断面係数Z
前項より
最大曲げモーメントM:25[kN・m]=2500[kN・cm]
断面係数Z:450[cm³]
最大曲げ応力度σ = 2500 ÷ 450
= 5.55[kN/cm²]
3.許容曲げ応力度の算出
長期曲げ応力の場合
許容曲げ応力度 σp = 基準強度F ÷ 1.5
基準強度F:235[N/mm²]=0.235[kN/mm²]=23.5[kN/cm²]
許容曲げ応力度 σp = 23.5 ÷ 1.5
= 15.66[kN/cm²]
4.最大曲げ応力度と許容曲げ応力度の比較
最大曲げ応力度 σ:5.55[kN/cm²]
許容曲げ応力度 σp:15.66[kN/cm²]
最大曲げ応力度σ < 許容曲げ応力度σp
したがって、梁部材は安全である。