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水路橋の劣化【過去問論文考察】

○現況
・鉄筋コンクリート構造の水路橋
・山陰地方の山間部
・水路部に亀甲状のひび割れとエフロレッセンス
・橋脚部にスケーリングとひび割れ
・今後20年間使用

○変状の原因
・原因は凍害である
・橋脚にスケーリング
・水路であり水分の供給が豊富
・山陰地方の山間部であり冬季は氷点下となる

○今後の変状
【ひび割れ】
・ひび割れ深さが鋼材に達している場合は急速に腐食が進行
・水平方向にひび割れが発生しているので既に錆が発生している可能性もある
・その場合は構造物の耐力が低下する
【スケーリング】
・断面欠損が進行する

○調査項目
【ひび割れ】
弾性波法によりひび割れ深さの調査
・鋼材への影響を判定
【鋼材の健全性】
自然電位法による腐食可能性
・一部をはつり目視確認
【スケーリング】
・浮き・剥離状況

○維持管理の計画
【ひび割れ】
注入工法による補修
【鋼材】
・必要に応じて防錆処理
【スケーリング】
断面修復工法
【凍害抑制】
・防水処理
表面被覆工法
・シラン系表面含浸材

 

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