表面被覆工法【表面を何かで覆う】

○目的
 コンクリート表面からの劣化因子の侵入を抑制し、コンクリートの劣化進行を抑制することを目的とする。

○概要
 コンクリート表面を樹脂系やポリマーセメント系の材料で被覆し、水分、炭酸ガス、酸素、塩分などを遮断して構造物の劣化を抑制し、耐久性を向上させる工法である。

 

○工法の種類
・塗布工法
 コンクリート表面に被覆材を直接塗る工法である。刷毛やローラー刷毛、もしくは吹付により施工する。

 

・パネル取り付け工法
 コンクリート表面にパネルを設置し、コンクリートとパネルのジョイント部にシーリング材を充填する工法である。パネル及びシーリング材が被覆材となる。

 

・防食型枠工法
 コンクリート表面に防食型枠(上記パネルと同様被覆材を兼ねる)を設置。コンクリートと型枠の隙間に流動化コンクリートや無収縮モルタルを充填する。防食型枠及びコンクリート・モルタルが被覆材となる。