コンシステンシー【抵抗性の程度を表す】

○コンシステンシーとは
 コンシステンシーとは、フレッシュコンクリート、フレッシュモルタルおよびフレッシュペーストの変形あるいは流動に対する抵抗性の程度を表す。
 Consistency:物質の硬さ、粘度

○コンシステンシーの測定方法
 コンクリートに外力を与えたときの変形量を測定する方法として、スランプ試験やフロー試験がある。
 コンクリートに所定の変形を生じさせるのに必要な仕事量を測定するものとして、振動台式コンシステンシー試験がある。

 

○振動台式コンシステンシー試験とは
 硬練りのコンクリートに対して行う試験である。スランプ試験と同様にコーンにコンクリートを詰め、振動台の上でコーンを抜き取る。その後、振動台を振動させ成形されたコンクリートが所定の位置まで広がる振動時間を測定する試験方法である。単位は「秒」で表され、沈下度という。
 沈下度を求めることで、スランプ試験では判定できない硬練りコンクリートの最適細骨材率を求めることができる。

 

○単位水量による影響
 単位水量が多くなるとスランプは大きくなり、軟らかいコンクリートとなる。単位水量が1.2%上昇するとスランプが1cm程度大きくなる。

 

○空気量による影響
 空気量が増えるとスランプが大きくなり、軟らかいコンクリートとなる。空気量が1%増加するとスランプは2.5cm増える。

 

○水セメント比による影響
 水セメント比が変化した場合でも単位水量が一定であれば細骨材率を適正に選ぶことでコンシステンシーを一定に保つことができる。

 

○骨材による影響
 粗骨材の最大寸法を大きくするとスランプが大きくなり、軟らかいコンクリートとなる。細骨材の粗粒率が小さいほどスランプが大きくなる。骨材の粒径が丸みをもつ骨材を用いるとスランプは大きくなる。

 

○混和材量による影響
 AE剤はエントレインドエアによってスランプが大きくなる。減水剤はセメント粒子を分散させるのでスランプが大きくなる。フライアッシュはボールベアリング効果でスランプが大きくなる。

 

○温度による影響
 コンクリート温度が高いとスランプが低下する。練り上がり温度が10℃高いとスランプは2〜3㎝小さくなる。