KYTの効果・目的
KYTの効果・目的は、5つある。「感受性を鋭くする」「集中力を高める」「問題解決能力を向上させる」「実践への意欲を高める」「職場風土づくり」である。
感受性を鋭くする
KY活動を行うことで、危ないことを危ないと感じる危険感受性を高めることができる。危険感受性を高めるためにはKY活動を繰り返し行うことが大切であり、KYを1回/月のような頻度ではなく、毎日繰り返し行うことが大切である。
集中力を高める
KY活動を限られた時間内に行い、その過程で集中力を高めることができる。また、仕事に取り掛かる前にKY活動を行うことで、今日行う仕事の危険のポイントを理解し、安全意識を高揚させ仕事に取り組むことができる。
問題解決能力を向上させる
KYT基礎4R法の3Rと4Rは、危険のポイントに対する対策を検討するラウンドである。問題を解決する対策を参加者全員で検討することで、問題解決能力の向上が可能となる。
実践への意欲を高める
KYT基礎4R法の1Rから4Rまでを参加者全員で意見を出し合いながら行い、対策を自分たちで決定することで、「自分達で作ったルールを自分達みんなで守ろう」という意識となり、安全行動を実践する意欲が高まる。
職場風土づくり
KY活動を参加者全員で意見を出し合いながら行うことで、本音で意見を出し合える職場環境を構築し、安全だけではなく生産や品質へも良い効果が現れる。