保護方策とは【労働者を保護する方策全般のこと】

保護方策とは

機械の包括的な安全基準に関する指針によると、保護方策とは以下の内容である。

保護方策

機械のリスクの低減のための措置をいう。これには、本質的安全設計方策安全防護付加保護方策使用上の情報の提供及び作業の実施体制の整備、作業手順の整備、労働者に対する教育訓練の実施等及び保護具の使用を含む。

本質的安全設計方策

本質的安全設計方策とは、ガード又は保護装置を使用しないで機械の設計又は運転特性を変更することによる保護方策である。すなわち、危険源そのものを除去するなどにより、機械を「本質的に」安全にすることである。

ここで保護装置とは、光線式安全装置や両手操作制御装置等のリスクの低減のための装置である。

安全防護

安全防護とは、ガード又は保護装置の使用による保護方策である。

危険源に人が近づかないようにガードを設置する、危険源に人が近づいたことを検知するセンサーを設置するなど、危険源から人を防護する方策を「安全防護」という。

付加保護方策

付加保護方策とは、労働災害に至る緊急事態からの回避等のために行う保護方策であり、付加保護方策には「本質的安全設計方策」「安全防護」「使用上の情報」は含まない。

すなわち、付加保護方策とはその他の保護方策のことであり、「作業の実施体制の整備」「作業手順の整備」「労働者に対する教育訓練の実施」「保護具の使用」などである。

使用上の情報

使用上の情報とは、安全で正しい機械の使用を確実にするために、製造等を行う者が、標識、警告表示の貼付、信号装置又は警報装置の設置、取扱説明書等の交付により提供する指示事項等の情報である。