目次
安全防護とは
機械の包括的な安全基準に関する指針によると、安全防護とは以下の内容である。
安全防護
ガード又は保護装置の使用による保護方策
ここで、「保護方策」とは、機械のリスクの低減のための措置である。これには、本質的安全設計方策、安全防護、付加保護方策、使用上の情報の提供及び作業の実施体制の整備、作業手順の整備、労働者に対する教育訓練の実施等及び保護具の使用などである。
ガードとは
ガードには「固定式ガード」「調整式ガード」「可動式ガード」がある。
固定式ガード
固定式ガードとは、囲い、柵、蓋、覆い等容易に取り外せないよう取り付けたガードである。
調整式ガード
調整式ガードとは、固定式ガードの一部を作業等の必要性に合わせて調整できるようにしたガードである。
可動式ガード
可動式ガードとは扉のように開閉できるようにしたガードである。
保護装置とは
保護装置にも様々な種類がある。ここでは、代表的な保護装置である「光線式安全装置」「圧力検知マット」「バンパースイッチ」「両手操作制御装置」「イネーブル装置」について記載する。
光線式安全装置
光線式安全装置とは、光線が遮断されることにより労働者の存在を検知する安全装置である。
圧力検知マット
圧力検知マットとは、マット状のスイッチにより労働者がその上に乗ったことを検知する安全装置である。
バンパースイッチ
バンパースイッチとは、労働者の体が接触したことを検知する安全装置である。
両手操作制御装置
両手操作制御装置とは、機械の起動操作を両手で行うことにより手が危険区域内にある時は機械の操作がてきないようにする安全装置である。
イネーブル装置
イネーブル装置とは、連続的に操作しているときのみ機械が作動する装置である。