サイトアイコン 機械卒でも土木の現場監督

論文対策キーワード【塩害】

【調査】
・鋼材の腐食発生限界 1.2kg/m³
・融雪剤は塩化カルシウム(CaCl₂)
・塩化物イオンを含んだ水が構造物へ供給され塩害発生
・水セメント比が小さいほど塩害に強い
・高炉B・フライアッシュBは塩害に強い
 
 【歴史】
・塩化物量の規制(土木)
 ⇒実効性のあるものは1986年から(コンクリートクライシス以降)

【測定】
塩化物イオン含有量の測定方法
 ⇒重量法
 ⇒容積法
 ⇒電気化学的方法

 

EPMA(Electron Probe Micro Analyzer)

 ⇒電子線マイクロアナライザで塩素の分布を確認

・鉄筋腐食の調査
 ⇒自然電位法
 ⇒鋼材の腐食面積率や質量減少率の調査

 

【対策】
表面被覆工法
 ⇒塩化物イオンの浸透量減

 

断面修復工法
 ⇒塩化物イオンの除去

 

電気防食工法
 ⇒鋼材腐食の停止(アノード反応の停止)
 ⇒ずっと電気を流し続ける

 

脱塩工法
 ⇒塩化物イオンの除去
 ⇒PC部材に適用する場合は水素脆性が懸念されるため検討が必要

 

表面含浸工法
 ⇒シラン系はコンクリート表面にはっ水層
 ⇒塗布型防錆材は腐食環境改善

 

 【塩害のメカニズム
・アノード反応
 Fe=Fe2++2e- 

 鉄=鉄イオン+電子

・カソード反応
 O2+2H2O+4e =4OH- 

 酸素+水+電子=水酸化物イオン

・錆の生成
 Fe2++2OH=Fe(OH)2 
 鉄イオン+水酸化物イオン=水酸化第一鉄
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