流動化コンクリート【高流動コンクリートとは違う】

○流動化コンクリートとは
 流動化コンクリートとは、あらかじめ練り混ぜられたフレッシュコンクリートに流動化剤を添付し流動性を増大させたコンクリートである。単位水量を増やすことなくコンクリートの施工性を改善することを主目的として使用する。

○添加量
 スランプの増大量8〜10㎝に対する標準的な添加量はセメント質量の0.5%〜1.2%である。

 

○通常のコンクリートとの比較
運搬時間⇒通常のコンクリートと同等の管理が必要
スランプの経時変化⇒スランプの低下が大きい
ブリーディング量⇒同一スランプのコンクリートより少ない
強度⇒空気量が同じであれば同等
材料分離性⇒材料分離しやすい