誤えん有害性とは【口や鼻から入ったら危険】

一般事項

誤えん有害性とは

誤えん有害性とは、誤えんの後,化学肺炎若しくは種々の程度の肺損傷を引き起こす性質,又は死亡のような重篤な急性の作用を引き起こす性質である。

誤えん有害性は,誤えん後に化学肺炎,種々の程度の肺損傷、又は死亡のような重篤な急性の作用を引き起こす。 

誤えんは、原因物質が喉頭咽頭部分の上気道と上部消化官の岐路部分とに入り込むと同時に吸気によって引き起こされる。 

化学品の誤えんは、それを摂取した後におう(嘔)吐したときも起こり得る。このことは、急性毒性をもつため摂取後吐かせることを推奨している場合、表示に影響を及ぼす可能性がある。化学品が誤えんの危険性に分類される毒性も示す場合は、吐かせることについての推奨は修正する必要がある。

誤えんとは

誤えんとは、液体又は固体の化学品が、口若しくは鼻くう(腔)から直接,又はおう(嘔)吐によって間接的に気管及び下気道へ侵入することである。

誤えん有害性の区分

区分1

ヒトへの誤えん有害性があると知られている化学物質、又はヒトへの誤えん有害性があるとみなされる化学物質。

(a)ヒトに関する信頼度が高く,かつ,質のよい有効な証拠に基づく。

(b)40 ℃で測定した動粘性率が20.5 mm2/s以下の炭化水素。