起泡剤・発泡剤【それぞれの違い】

○使用用途
 モルタルやコンクリート中に空気泡を大量に導入して、軽量性・断熱性・耐火性を付与するために使用する

○起泡剤とは
 起泡剤とは、AE剤のように界面活性作用によって物理的に空気泡をモルタルやコンクリートに導入する混和剤である。起泡剤の主成分は陰イオン系界面活性剤や樹脂石けん類、ゼラチンやカゼイン等のタンパク質の誘導体などがある。
 起泡剤をミキサで練り混ぜてモルタル・コンクリートに空気泡を導入する方法をミックスフォーム法と呼び、特殊な機材を用いてあらかじめ製造した空気泡をモルタル・コンクリートに混合する方法をプレフォーム法と呼ぶ。

 

○発泡剤とは
 発泡剤とは、モルタル・コンクリートに添加して化学反応によりガスを発生させ空気泡を導入する混和剤である。発泡剤はフレーク状のアルミニウム粉末で、セメントの水和によって発生する水酸化カルシウムとアルミニウムが反応して発生する水素ガスによって空気泡を導入する。
 ALC製品やプレパックドコンクリート、PCグラウトなどで使用する。

 

※ALC製品とはAutoclaved Lightweight aerated Concrete(高温高圧蒸気養生された軽量気泡コンクリート)である。普通の鉄筋コンクリートに比べて重量は4分の1、耐火性能は同等、熱伝導率が0.1〜0.3-tean.-ya、耐熱性は10倍である。建築物の屋根や壁、床などに使用される。

 

※プレパックドコンクリートとは、施工箇所に粗骨材を先詰めしてその間隙に特殊モルタルを注入して作るコンクリートである。形状が複雑に入り組んだ箇所や水中コンクリートなど通常の手法でコンクリートが打設できない場合に用いる。