○軽量コンクリートとは
軽量骨材を使用したコンクリートであり、比重が軽いコンクリートである。コンクリート標準示方書では単位容積質量に応じて1種と2種を規定している。
1種:1.6〜2.1(t/m³)
2種:1.2〜1.7(t/m³)
1種と2種の違いは使用する骨材の違いである。
骨材の違いを下表に示す
粗骨材
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細骨材
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軽量コンクリート1種
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軽量骨材または一部普通骨材
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普通骨材
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軽量コンクリート2種
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軽量骨材または一部普通骨材
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軽量骨材または一部普通骨材
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○軽量コンクリートの用途
鉄骨造のスラブ、橋梁の床版
○軽量コンクリートの配合
普通コンクリートと同様に所要の強度、耐久性、鋼材保護性能、水密性、ワーカビリティを確保するように配合を決定する。フレッシュ時は骨材の吸水率が大きいため、圧送によるスランプ低下および管内閉塞に注意する。また、骨材の密度が小さいため、粗骨材の浮き上がりや材料分離に注意する必要がある。