○再生骨材とは
再生骨材とは、鉄筋コンクリート構造物などを解体したコンクリート塊を原料とする骨材である。高度経済成長期に建設された各種構造物の供用年数が終了しコンクリート解体量が増加する。そのため、近い将来大量のコンクリート塊が発生することが予想されれており、再生骨材として有効活用するための研究が進められている。
○再生骨材の種類
骨材中に含まれるモルタル量に応じてH・M・Lの3区分がある。
【再生骨材H】
破砕、分級等の高度な処理を行い製造した骨材。普通コンクリートと舗装コンクリートに使用することができる。
【再生骨材M】
再生骨材Hに比べ、処理を簡易にして製造した骨材。乾燥収縮および凍結融解を受けにくい地下構造物に使用することを想定しているが、使用実績は少ない。普通コンクリート等には使用できない。
【再生骨材L】
破砕処理のみで製造した骨材。耐久性を必要としない無筋コンクリートや容易に交換可能な部材、捨てコンや均しコンに使用することを想定している。
○再生骨材の品質
粗骨材 |
絶乾密度
(g/m³)
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吸水率
(%)
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すりへり減量
(%)
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微粒分量
(%)
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(参考)砂利
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2.5以上
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3.0以下
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35以下
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1.0以下
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(参考)砕石
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2.5以上
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3.0以下
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40以下
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3.0以下
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再生骨材H
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2.5以上
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3.0以下
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35以下
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1.0以下
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再生骨材M
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2.3以上
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5.0以下
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−
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2.0以下
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再生骨材L
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−
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7.0以下
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−
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3.0以下
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細骨材 |
絶乾密度
(g/m³)
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吸水率
(%)
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微粒分量
(%)
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(参考)砂
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2.5以上
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3.5以下
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2.0以下
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(参考)砕砂
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2.5以上
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3.0以下
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9.0以下
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再生骨材H
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2.5以上
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3.5以下
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7.0以下
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再生骨材M
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2.2以上
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7.0以下
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8.0以下
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再生骨材L
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−
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13.0以下
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10.0以下
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