砂すじ【細骨材が水で流されて固まった】

○砂すじとは
 せき板に接するコンクリート表面に細骨材が縞状に残ることである。

○砂すじの影響
 砂すじは見た目が悪いため問題視される。コンクリート表面のみの現象であり、内部コンクリートに材料分離がなければ耐荷力には影響を及ぼさない。

 

 
○砂すじの発生原因
 コンクリート中の水分が分離して外部に流れ出す時に生じる。ブリーフィングが多いコンクリートの浮き水を取り除かずに打ち足したり、軟練りコンクリートを過度に締め固めた場合に発生する。化粧型枠や透水性型枠を使用することで砂すじを防ぐことができる。

 

 
○砂すじの補修
 ワイヤーブラシで健全な部分までケレンして、ポリマーセメントなどで補修する。