火害を受けたRC建築物【過去問論文考察】

○現況
・RC建築物
・火災発生が発生し、鎮火まで約1時間
構造物が火害を受けた
【A.上階スラブ】
・すすが付着
・一部に微細ひび割れ
【B.上階スラブ】
・ピンク色
・微細ひび割れ
・スラブ下面に浮き
【C.梁】
・すすが付着
・梁の隅角部に浮き
【D.壁】
・すすが付着
・ウレタン断熱材が溶融
【E.梁】
・すすが付着
・梁下面表層部浮き

○火害の等級
【すすが付着】
・受熱温度が300℃未満
・等級Ⅱ、仕上げ部分に被害がある状態
【ピンク色に変色】
・受熱温度300〜600℃
・等級Ⅲ、鉄筋父へ到達しない被害の状態

○追加調査
・コンクリートの強度
・コンクリートのヤング係数
・中性化深さの調査
・これらを調査し、強度の回復を期待できるかを判断

○補修・補強方法
・強度の回復が期待できる箇所は補修
・強度の回復が期待できない箇所は補強
・かぶり部分をはつり落として断面修復
・必要に応じて鉄筋を補強