絶乾密度【大きいほど品質が良い傾向】

○絶乾密度とは
 水分を全く含んでいない骨材の比重である。絶乾密度が大きいほど空隙が少なく品質が良い骨材と言えるが、吸水率のほうが品質との相関性が高い。基本的に絶乾密度は高いほうが望ましいので、各種骨材の絶乾密度の規格値は○○以上と下限値を規定している。
【参考】吸水率とは?

○絶乾密度の定義
 絶乾密度[g/㎝³]=絶乾状態の質量[g]÷絶乾状態の容積[㎝³]

 

○各種骨材の絶乾密度の規格値
種類
絶乾密度の規格値[g/㎝³]
砂利(粗骨材)・砂(細骨材)
2.5以上
砕石(粗骨材)・砕砂(細骨材)
2.5以上
高炉スラグ骨材(細骨材)
2.5以上
高炉スラグ骨材(粗骨材)
L:2.2以上 N:2.4以上
フェロニッケルスラグ骨材(細骨材)
2.7以上
鋼スラグ骨材(細骨材)
3.2以上
電気炉酸化スラグ骨材(細骨材)
N:3.1以上4.0未満
H:4.0以上4.5未満
電気炉酸化スラグ骨材(粗骨材)
N:3.1以上4.0未満
H:4.0以上4.5未満
人工軽量骨材(細骨材)
L:1.3未満
M:1.3以上1.8未満
H:1.8以上2.3未満
人工軽量骨材(粗骨材)
L:1.0未満
M:1.0以上1.5未満
H:1.5以上2.0未満