屋内タンク貯蔵所とは【指定数量の40倍以下】

屋内タンク貯蔵所とは

屋内タンク貯蔵所とは、屋内にある貯蔵タンクにおいて危険物を貯蔵または取り扱う貯蔵所である。

屋内貯蔵タンクの設置場所

屋内貯蔵タンクは原則として平屋建てのタンク専用室に設置する。屋内貯蔵タンクと壁との間および、2基以上の屋内貯蔵タンクを設置する場合のタンク間の間隔は0.5m以上と定められている。

屋内タンク貯蔵所は保安距離および保有空地は不要である。

屋内貯蔵タンクの容量

屋内貯蔵タンクの容量は、指定数量の40倍以下と定められている。また、第4類危険物を貯蔵する場合(第4石油類・動植物油類を除く)は、20,000リットル以下とする。

屋内貯蔵タンクの構造

屋内貯蔵タンクは、危険物の量を自動的に表示する装置を設置しなければならない。圧力タンクの場合は安全装置を設置し、圧力タンク以外のタンクには無弁通気管を設ける。

タンク専用室の構造

タンク専用室の壁・柱・床は耐火構造とする。

梁・屋根は不燃材料とする。

天井は建物内で爆発が起きたときに爆風が上に抜けるように吹き抜け屋根とする。

窓と出入り口には防火設備を設け、ガラスを用いる場合は網入りガラスとする。出入り口の敷地の高さは0.2m以上必要である。

床は危険物が浸透しない構造にし、適当な傾斜をつけ貯留設備を設ける。