技術士第二次試験建設部門の必須科目の解説・考察を行う。
平成28年度技術士第二次試験問題【建設部門】
20.次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
- 保水性舗装は、舗装体内に雨水等を吸収し、晴天時などに徐々に水分を蒸発させるため、気化熱により路面温度を下げる機能を持つ
- 「コンクリート標準示方書 施行編(土木学会)」によれば、コンクリート構造物の施工に先立ち実施する照査とは、構造物、部材若しくは材料が、要求性能を満たしているか否かを、実物大の供試体による確認実験や、経験的かつ論理的確証のある解析による方法等により判定する行為をいう。
- GEONET(ジオネット)とは、国土地理院が運用している、全国に設置した電子基準点(GPS連続測点)を連続測定するシステムである。
- 平成27年4月から実施された外国人建設就労者受入事業に関するガイドライン(平成26年11月国土交通省土地・建設産業局)において、外国人建設就労者が日本国内に在留できる期間は、建設分野技能実習に引き続いて在留する場合では5年間とされている。
- 国土交通省インフラ長寿命化計画(行動計画)では、国土交通省が管理・所管するあらゆるインフラの維持管理・更新等を着実に推進するための中長期的な取組の方向性を明らかにする行動計画が示されている。
○解答と解説
最も不適切な解答は[4]である。建設分野技能実習に引き続き国内に残留する場合は「2年間」である。