SDSの「10.安定性及び反応性」の読み方【爆発性物質などは要注意】

安定性及び反応性の概要

この項目には、当該化学品の反応性、化学的安定性及び特定条件下で生じる危険有害反応可能性を記載する。

この項目には、次の情報を含める。

  • 避けるべき条件(熱、圧力、衝撃、静電放電、振動、他の物理的応力な
  • ど)
  • 混触危険物質(当該化学品と混合又は接触させた場合に危険有害性を生じさせる物質)
  • 使用、保管、加熱の結果生じる既知の予想可能な有害な分解生成物

鈍性化爆発物の供給者は、鈍性化を確認するための貯蔵期間、手順などについて、特に湿潤によって鈍性化されている場合には、均一性を保ち通常の貯蔵及び取り扱いで分離してはならないことを追記し、十分に鈍性化されていないときに増大する火災、爆風又は飛散危険性を避けるための情報を提供する。

安定性及び反応性の記載例

ニトログリセリン

安定性

加熱すると激しく燃焼又は爆発することがある。

衝撃、摩擦又は振動を苦ウェルと爆発的に分解することがある。

危険有害反応可能性

多くの化学物質と激しく反応し、火災や爆発の危険をもたらす。

オゾンと反応し、爆発の危険をもたらす。

避けるべき条件

加熱、衝撃、摩擦、振動。

混触危険物質

多くの化学物質、酸、塩基。

危険有害な分解生成物

燃焼の際は、一酸化炭素、二酸化炭素、窒素酸化物などが生成される。

次亜塩素酸ナトリウム

反応性

法規則に従った保管および取扱においては安定と考えられる。

化学的安定性

法規則に従った保管および取扱においては安定と考えられる。

危険有害反応可能性

メタノールとの混触により爆発性生成物(次亜塩素酸メチル)の生成の可能性あり。

脂肪族又は芳香族アミンとの混触により爆発性混合物(モノ又はジクロロアミン)の生成の可能性あり。

避けるべき条件

情報なし

混触危険物質

情報なし

危険有害な分解生成物

情報なし