福岡トンネルコンクリート塊落下事故【1999年⇒危ないスリーナイン】

○年号語呂合わせ
危な鉄道 スリーナイン 新幹線コンクリート塊落下
     999

○概要
 福岡トンネルコンクリート塊落下事故とは1999年6月27日に山陽新幹線の博多−小倉駅間の福岡トンネル(1974年竣工)でコンクリート塊が落下した事故である。落下したコンクリート塊は2m×50cm×50cmほどの大きさがあり、落下の際に新幹線の架線を切断し新幹線に直撃した。人的被害はなかったが、停電により新幹線の運休や遅れが続出し、運転再開までに約4時間を要した。
 この事故は新幹線の安全性を揺るがす事故として話題となった。

 

○事故原因
 トンネル内のコンクリートが落下した原因は、トンネルの施工不良によってできたコールドジョイントである。また、骨材に海砂が使用されたことも遠因とされている。