コンファインド効果【拘束効果】

○コンファインド効果とは
 コンファインド効果とは、軸部材の周辺を拘束して軸方向の耐力を増大させる作用である。柱等の部材の周辺を鋼板や炭素繊維シートなどにより拘束し、コンクリートが軸直角方向への膨張を抑制することで耐力が増大する。
 部材に圧縮力が作用して内部の微細ひび割れが進展すると、コンクリートの体積が膨張する。周辺を拘束することで体積膨張を押さえ、耐力を向上させている。

 

○柱の補強を目的とした工法の種類
 柱の補強を目的とした工法は
・コンクリートを増し打ちする「RC巻き立て補強工法」
・コンファインド効果を目的とした「鉄板巻き補強工法」「炭素繊維シート補強工法」
・柱の横方向にプレストレスを導入する「PC鋼棒による補強」
・補強部材を設置する「ブレースによる補強」
 などがある。

 

○コンファインとは
コンファイン(Confine)とは、限定する、閉じ込めるという意味である。