電位差滴定法【電位差を利用した滴定】

○電位差滴定法とは
電位差滴定法とは、塩化物イオン量の測定方法の1つである。
塩化物イオンを含んだ試験溶液に、硝酸銀溶液を滴定して塩化物イオン濃度を求める。
滴定の判定を試験溶液に設置した電極の電位の変化から判定するため、「電位差」滴定法と呼ぶ。

○滴定とは
化学的分析手法の1つである。濃度が分かっている標準溶液を試験溶液に滴下し、反応に必要な滴下量から試料溶液の濃度を計算で求める方法である。

○塩化物イオン電極を用いた電位差滴定法
JIS A 1154 「硬化コンクリート中に含まれる塩化物イオンの試験方法」に規定された試験方法である。

○塩化物イオン電極とは
「イオン電極」とは特定のイオンに応答する電極のことであり、塩化物イオン電極とは、「塩化物」に応答する電極のことである。