第5種消火設備とは【小型消火器】

第5種消火設備とは

第5種消火設備とは、小型消火器である。初期消火や小規模火災を対象とした消火設備である。

小型消火器とは

小型消火器とは、手で持ち運べる程度の大きさ・重さの消火器である。粉末消火器では、20型以下が小型消火器とされいる。20型消火器で、総重量が8.1kg程度である。

○○型とは

10型、20型等の「型」の数字は、消火器の能力単位を示している。数字が大きいほど消化能力が高い。粉末消火器の「型」の種類は「3型」「4型」「5型」「6型」「10型」「20型」「50型」「100型」「200型」がある。

「20型」未満が小型消火器、「50型」以上が大型消火器である。

ちなみに、10型ABC粉末消火器は水バケツ9杯分の消化能力がある。

「型」と「放射時間」「放射距離」

消火器には能力によって様々な「型」があるが、一般的な消火器の場合は放射時間や放射距離はほとんど変わらない。「型」ごとの放射時間と放射距離を以下に示す。

  • 3型 放射時間14秒 放射距離3〜5m
  • 4型 放射時間13秒 放射距離3〜5m
  • 5型 放射時間14秒 放射距離3〜6m
  • 6型 放射時間15秒 放射距離3〜6m
  • 10型 放射時間14秒 放射距離3〜7m
  • 20型 放射時間25秒 放射距離4〜6m