インジウム化合物による健康障害【以前は日本がNo.1の産出国】

インジウムとは

 インジウムとは、原子番号49の金属元素である。元素記号は「In」である。

インジウムの使用状況

主要産出国

 主要産出国はカナダ、中国である。以前は日本の北海道にある定山渓の豊羽鉱山でインジウムを産出していた。1999年は世界第一位(30パーセント)の産出量だったが、今は閉山している。

インジウムの用途

 最大の用途は液晶ディスプレイ用の電極であり、日本では95パーセントを占めている。

インジウムの規制

特定化学物質障害予防規則

 特定化学物質障害予防規則とは、化学物質による労働者のがん、皮膚炎、神経障害その他の健康障害を予防するために、作業方法・作業環境の整備、健康管理の徹底等について定めた法律である。

 インジウム化合物が対象物質であり、第二類物質に定められている。

PRTR法(化学物質管理促進法)

 PRTR法とは、有害性のある対象化学物質を誰がどのくらいの量を環境中へ放出しているのかを把握するための法律である。各事業所等が対象化学物質の排出状況を管理・報告することで、化学物質の自主的な管理の改善を促進し、環境保全上の支障を未然に防止することを目的とした法律である。

 インジウム及びその化合物が対象化学物質に定められている。

 ちなみに、PRTRの意味は以下の通りである。

Pollutant:汚染物質

Release:放出する

Transfer:移動

Register:記録

インジウムの健康障害

インジウムの侵入ルート

 インジウムは工場等で発生する微細な粉じんを吸入することで体内に侵入する。

健康障害の症状

  • 肺炎