コンクリートコア【JIS要約】

○コアの採取時期
材齢14日以降
圧縮強度15N/mm

○コアの直径
直径は粗骨材の最大寸法の3倍以上とする。
コア直径の測定箇所は、上下高さの1/4付近と中央付近の互いに直交する2方向の直径を0.1mmまで測定し、その平均値をコアの平均直径とする。

○コアの高さ
4箇所で0.1mmまで測定し、最大値と最小値の平均値を供試体の平均高さとする。
コアの平行度は平均高さ±1.0mm以下とする。
※平行度はコアの平均高さと最大高さおよび最小高さの差。

○コアの直径と高さの関係
高さと直径の比は1.90〜2.10を原則とする。
※どのようば場合でも1.00を下回ってはならない。

○コアの母線
母線の直線度はコア供試体の平均直径の3%以内。
直線度は、母線の最も高い所を通る直線と最も低い所を通る直線の距離
※母線とは、回転体の側面を作る直線のこと

○コアの端面
コア供試体の端面とコアの軸とがなす角度は90°±0.5°以内になるよう整形する。
コア供試体の両端面の平面度は、直径の0.05%以内となるように仕上げる。
※平面度は、端部の最も高い所を通る平面と低い所を通る平面の距離。

○必ず報告する事項
強度試験年月日
供試体番号
供試体の外観(ひび割れ、空隙、鉄筋の有無や鉄筋の径、長さなど)
平均直径(mm)、平均高さ(mm)
高さと直径との比および補正係数
最大荷重(N)
補正する前の圧縮強度(N/mm²)
補正した後の圧縮強度(N/mm²)

○必要に応じて報告する事項
供試体の採取年月日
供試体の採取位置
供試体の採取方法
材齢(採取時の材齢、試験時の材齢)
供試体の養生方法及び養生温度
コンクリートの打込み方向と載荷方向との関係(打込み方向に直角、平行等)
供試体の破壊状況
供試体の見かけの密度(g/cm³)
供試体に含まれる粗骨材の最大寸法(mm)