強熱減量【強い熱で減る量】

○強熱減量とは
強熱減量とは、物質を高温で熱した時の質量の減少量である。

○計算式
強熱減量は、強熱前後の重量の変化を%で表示する。
強熱減量=(強熱前質量-強熱後の質量)÷ 強熱前の質量 × 100(%)

○強熱減量の温度
・土(有機物量の目安)
750±50℃(JIS A 1226)
・ポルトランドセメント(新鮮度の目安)
950±25℃(JIS R 5202)
・高炉セメント
700±50℃(JIS A 6206)
・フライアッシュ(未燃炭素量の目安)
975±25℃(JIS A 6201)
・コンクリ-トの配合推定(水分量)
600±50℃

○その他特徴
・測定方法が容易であるため、様々な分析に適用される。
・強熱減量では、減量した物質が「水」「二酸化炭素」「有機物」などが考えられるが、分別はできない。