示差熱重量分析【示差熱分析と熱重量測定】

○示差熱重量分析とは
示差熱重量分析とは、示差熱分析と熱重量測定を同時に行う分析手法である。

○示差熱分析とは
示差熱分析とは、熱的に安定な基準物質と実験試料を同時に加熱し、両者の温度差を連続的に測定・記録する分析手法である。

示差熱分析を英語で表記すると
Differential Thermal Analysis
となり、DTAと表記することもある。日本語に直訳すると、「違い」「温度」「分析」である。

○熱重量測定とは
熱重量測定とは、加熱や冷却によって生じる重量の変化を連続的に記録する分析手法である。
強熱減量と異なり、重量の変化を連続的に記録するため、
「何度の時にどの程度重量が変化したか」
を把握できるため、減量物質の特定が可能である。

熱重量測定を英語で表記すると
Thermo Gravimetry
となり、TGと表記することもある。日本語に直訳すると「熱の」「重量分析」となる。

○示差熱量分析の使用例
・中性化の測定
示差熱量分析により、水酸化カルシウムおよび炭酸カルシウム量を測定することで試料の中性化の進行を確認する。フェノールフタレイン法の補足として使用される。
・火害の調査
受熱温度の推定に使用する。自由水や結晶水、炭酸ガスの放出などの変化を調べ、受熱温度を推定する。