シラン系表面含浸工法【水なんて知らん】

○シラン系表面含浸工法とは
シラン系表面含浸材をコンクリート表面に塗布して含浸させることで、コンクリート表層から数mmの厚みの範囲にはっ水層(吸水防止層)が形成され、水や塩化物イオンなどの劣化因子の侵入を抑制する。

○目的
コンクリート表面にはっ水層を生成して水の侵入を抑制するため、水の移動に伴って侵入する塩化物イオンを遮蔽することができる。また、ASR対策としても有効である。
一方、空気の移動は抑制しないため、中性化対策にはならない。

○シラン系材料とは
アルキルアルコキシシランモノマーあるいはオリゴマーまたはこれらの混合物を主成分とし、水または有機溶剤であるミネラルスピリットやイソプロピルアルコールで希釈した材料である。