焼却(廃棄物の中間処理)とは【産廃を燃やす】

○焼却とは
焼却とは、燃焼によって廃棄物中の有機物を可燃性ガス、油、炭素などに分解することである。焼却を行うことで廃棄物の容量を大量に減少させることができる。

○焼却施設の種類
・固定式火格子炉
・機械式ストーカ炉
・ロータリーキルン
・流動床炉

〇固定式火格子炉
固定式火格子炉は、格子状に組まれた火床で廃棄物を燃焼させ火床にあいた隙間から灰を落とす仕組みである。
※火格子とは、ボイラーの焚口と火ぜきの間にあり席旦那殿固定燃料をのせる格子状のもの

〇機械式ストーカ炉
機械式ストーカ炉は、廃棄物を動く火格子上で燃焼させる施設である。
※ストーカとは、石炭等を機械的に火格子上に送る装置。給炭機とも呼ぶ。

○ロートリーキルン
ロータリーキルンは、横長の円筒状の施設であり炉床を回転させながら廃棄物を燃焼する。

○流動床炉
流動床炉は、炉の底に砂を敷き詰め、底から空気を噴射して高温で熱した砂と廃棄物を攪拌しながら燃焼する施設である。