廃棄物処理法で使われる用語【処理と処分の違い】

○処理とは
 「処理」とは、廃棄物処理工程全般のことである。廃棄物処理工程全般とは以下の工程のことである。
 分別⇒一時保管⇒収集運搬⇒中間処理⇒最終処分

○処分とは
 「処分」とは「中間処理」と「最終処分」のことである。中間処理は「処理」と名前が付いているが、「処分」に該当する。

○分別とは
 「分別」とは排出時に廃棄物を種類ごとに分けることである。

○保管とは
「保管」とは、発生した廃棄物を次の工程に引き渡すまでの間、定められた場所で保管することである。「保管」には保管基準を遵守する必要がある。

○収集・運搬とは
 「収集・運搬」とは、廃棄物を収集して運搬することである。収集と運搬はセットで行う。有価物の運搬には運送業許可が必要となる。

○積替保管とは
 「積替保管」とは、廃棄物の収集運搬の過程で一時的に保管する行為である。「積替保管」を行うためには、「積替保管」を含む収集・運搬の許可を取得する必要がある。積替保管のみを行うことはできない。

○再生とは
 「再生」とは廃棄物を他産業の原材料または燃料に加工することであり、リサイクルのことである。

○中間処理とは
 「中間処理」とは、廃棄物を再生処理するため、または最終処分量を減容化(減量化)するために、中間加工をすることである。

○最終処分とは
 廃棄物を埋立処分することである。