○平成29年度技術士第二次試験実施大綱より
1.試験概要
技術部門ごとに試験を実施し、当該技術部門の技術市となるのに必要な専門的学識及び高等の専門的応用能力を要するか否かを判定し得るよう実施する。試験は必須科目及び選択科目の2科目について行う。
必須科目については当該技術部門の技術士として必要な当該「技術部門」全般にわたる専門知識について問うよう配慮する。
選択科目については当該「選択科目」に関する専門知識及び応用能力並びに課題解決能力を問うよう配慮する。
2.試験方法
(1)必須科目
「技術部門」全般にわたる専門知識について択一式により行う。20問出題され、そのうち15問に解答する。解答時間は1時間30分
(2)選択科目
「選択科目」に関する専門知識及び応用能力について記述式により行う。問2−1は4問出題され、そのうち2問を選んで解答、問2−2は2問出題され、そのうち1問を選んで解答する。解答時間は2時間。
(3)選択科目
「選択科目」に関する課題解決能力について記述式により行う。問題は2問出題され、そのうち1問を選んで解答する。解答時間は2時間
3.配点
(1)必須科目 30点満点
(2)選択科目 40点満点
(3)選択科目 40点満点
※必須科目(択一式)の成績が合否決定基準に満たない者については選択科目(記述式)の採点を行わない。
○試験概要について解説
実施大網の読み方がわからなかった私が技術士になれるのか自信はないが、そのうち取らなければならないので早めに挑戦しようと思う。大綱の読み方は「たいこう」である。
「技術部門」とは「01 機械部門」から「21 総合技術監理部門」までの21種類であり、今の私は「09 建設部門」1択である。
「選択科目」とは各技術部門の中の細目であり、建設部門では
「0901 土質及び基礎」
「0902 鋼構造及びコンクリート」
「0903 都市及び地方計画」
「0904 河川、砂防及び海岸・海洋」
「0905 港湾及び空港」
「0906 電力土木」
「0907 道路」
「0908 鉄道」
「0909 トンネル」
「0910 施工計画、施工設備及び積算」
「0911 建設環境」
に分かれている。
私のこれまでの経歴を考えると、本命はトンネル部門である。しかし、トンネル部門は山岳トンネルと地下トンネル両方から出題されるため、シールド・推進などの地下トンネルしか経験がない私は合格は難しいのではと考えている。
次点の候補は鋼構造及びコンクリート部門である。コンクリート部門を受験する際の問題点は、実務経験が乏しい点である。知識だけは勉強をすれば身につけることができるが、実務を伴わない知識のみで対応できるほど技術士は甘くないのではと思う次第である。
第3候補は施工計画、施工設備及び積算部門である。この部門は1級土木施工の上位互換のような試験内容である。1級土木を勉強していたためなんとなくは対応できるが、明かり工事の経験がほぼないのが厳しい。
受験する選択科目については過去問を考察した上で決定する。