○現況
・建築後40年のRC建築物
・設計かぶりは30mm
【調査点A】
・屋外
・ひび割れ無し
・中性化深さ25mm
・鉄筋の発錆無し
【調査点B】
・屋外
・ひび割れあり
・中性化深さ25mm
・鉄筋の発錆あり
【調査点C】
・屋内
・ひび割れなし
・調整か房か35mm
・鉄筋の発錆なし
○中性化の進行が異なる理由
・中性化は二酸化炭素濃度が高い屋内のほうが進行が早い
○発錆状況が異なる理由
・調査点Aはひび割れがないため、劣化因子の侵入が抑制され、鋼材が劣化していない
・調査点Bはひび割れから劣化因子が侵入し、発錆
・調査点Cはひび割れがないかつ屋内のため劣化因子が侵入しにくい。
○今後30年間使用するために
・中性化速度係数を算出し、30年後の状態を予測
・鉄筋が腐食環境に置かれるようであれば、中性化抑制対策が必要
・アルカリ付与材としてケイ酸塩系表面含浸材を塗布
・表面被覆工法を施工