多数のひび割れが発生したRC建築物【過去問論文考察】

○現況
・竣工後15年
・RC5階建事務所ビル
・壁面に多数のひび割れ

ひび割れの分類
【屋上の温度上昇による膨張】
・建物上部
・ななめ方向のひび割れ
【コンクリートの乾燥収縮】
・縦方向のひび割れ
・柱と柱の間のひび割れ
コールドジョイント
・水平方向のひび割れ

ひび割れ補修工法
・0.2mm以下はひび割れ被覆工法
・0.3〜0.9mmはひび割れ注入工法
・1.0mm以上はひび割れ充填工法

○ひび割れの対策
【温度変化によるひび割れ】
・伸縮性がある材料で補修(エポキシ樹脂等)
【乾燥収縮によるひび割れ】
・伸縮性は不要なので、セメント系材料で補修
【コールドジョイントによるひび割れ】
・伸縮性は不要なので、セメント系材料で補修