○現況
・竣工後5年
・RC4階建
・打ちっ放し仕上げ
・南北面の外壁にひび割れが発生
・基礎の不同沈下は生じていない
○ひび割れの特徴
・北面の1階と2階は逆ハの字のひび割れ
・北面の3階と4階は縦方向のひび割れが多い
・南北のパラペットにひび割れが多数発生
○ひび割れの発生原因
【逆ハの字のひび割れ】
・温度変化によるひび割れ
・屋上の膨張を基礎が拘束
【縦方向のひび割れ】
・乾燥収縮によるひび割れ
【パラペットのひび割れ】
・日射による温度変化
・屋上が外断熱仕上げ
○補修工法
・竣工後まだ5年しか経っていないため、今後ひび割れが伸展する可能性が高い
・伸展する可能性を考慮して、伸縮性がある材料で補修を行う
・ひび割れ幅が0.2mm以下のものは表面被覆工法
・ひび割れ幅が0.2mm以上ものは注入工法
・外観全体に防水性と美観性を確保する塗装を行う