○現況
・鋼橋の鉄筋コンクリート床版
・供用後38年
・中部地方内陸部
・15年前に上面増厚工法で補強
・冬季に塩化カルシウムを散布
・防水工なし
・ASRは「無害」
・今後50年供用
○劣化履歴
【15年前】
・ひび割れが2方向に伸展
・上面増厚工法により補強
【2年前】
・亀甲状のひび割れが急速に伸展
・ひび割れからエフロレッセンスが発生
・ポットホールが発生
・舗装の部分補修の繰り返し
【今】
・舗装面に泥が噴出
・コンクリートの泥土化
○再劣化した理由
【床版の劣化】
・15年前の上面増厚工法が施工時に一体化できていない
・剛性が不足し、床版が疲労劣化
【既設コンクリートの泥土化】
・上面から水が侵入し、コンクリートが劣化
【エフロレッセンス】
・上記と同じく、上面から水が侵入したことにより発生
○対策
・上面増厚工法による補強を再度実施
・上面に水の浸入を防ぐための防水工を施工