破砕(廃棄物の中間処理)とは【砕いて小さく】

○破砕とは
破砕とは、廃棄物を細かく砕くことで廃棄物の大きさを小さくすることである。破砕により排気粒の体積を小さくすることで、保管や運搬の効率を上げることができる。3つの代表的な破砕施設がある。

○切断機
切断機とは、廃棄物にせん断力を与えては破砕を行う施設である。廃プラスチック類、繊維くず、金属くずなどの破砕に使われる。

○回転式破砕機
回転式破砕機とは、ハンマーやカッターを回転させることで破砕の対象鬱に衝撃を与えたりせん断力によって破砕したりする施設である。回転式破砕機には2種類ある。高速回転式破砕機は物と物を高速で衝突させ破砕する施設であり、自転車、家具、硬質プラスチックなどの大きな廃棄物を破砕するのに使われる。低速回転式破砕機は低速で刃が回転してせん断により廃棄物を破砕する施設である。軟質プラスチックや布など、破砕機の刃にまとわりつきやすい物を破壊するのに使われる。

○圧縮式破砕機
圧縮式破砕機とは、面と面の間で廃棄物を圧縮して破砕を行う施設である。圧縮式破砕機はコンクリートやアスファルトなどの大きな塊の廃棄物を破砕するのに使用する。